雪が降り続ける朝
今日の目的地は「気仙沼大島」です。
気仙沼からフェリーを使わないと行けない島です。
iPhoneマップで表すとこんな感じ。
「大島」という島は湾の中にすっぽり入った感じです。
フェリー動くかなぁと心配になったけど
雪で止まることはほぼないらしい。
大島出身の友達も一緒に行くことになったので聞いてみると
「気仙沼の方が仙台より雪降らないすよ」とのこと。
(大学生だから微妙に敬語。笑)
仙台は大雪だったので
まさか〜!っと思って行ったら
まさか〜!っと思って行ったら
まじで全然降ってなかった。
気仙沼のフェリー乗り場。
雪は山に当たって、太平洋側まで雪は来ないらしい。
ふむふむ。そういえば昔習ったね。そんなこと。
でも、現実の世界でそれが起こっているなんて!
フェリーに乗り込む。
フェリーから見たフェリー乗り場。
↓
乗り場の所が沈没していたから
「あれも沈んじゃったんだね」というと、
「あれは震災前からです」って!!
そうなのかいーーー。
フェリーの中はこんな感じ。
座席の色がレトロでかわゆい♪
大島出身の子からしてみたら
これは毎日の通学手段らしく
フェリーは通学電車に乗る感覚らしい。
だから全く外に出る気配なし。
っていうか誰も外に出ない。
他県から来た田舎者の私たちだけが外ではしゃぐ。
寒すぎてはしゃぐと言うほどはしゃいでないけど
かもめさんと写真をぱちり。
かもめを見つめる少女。
私。(笑)
大人400円で乗車時間20分ほど。
電車代と同じくらいか。
それでも毎日800円の出費って大きいですよね。
大島の人には「現地民割引」みたいのがあるかと聞いてみた所、
「ないですよ〜」との返答。
本数は一時間に一本程度。
夜7時くらいが最終便だから
それ以降はどうするのかと聞いてみたら
追加料金を払うと「臨時便」を出してくれるそう。
いわゆるタクシーですな。
フェリー時刻はよく変わるみたいなので
こちらのサイトでぜひ調べてください。
このサイト、かわいくて好き♪
↓
考えてみたら私は周りに今まで
漁業で生計を立てている人がいたことがなくて、
「漁業」という物がどんな物なのか
分かっていなかったように思う。
フェリーから見えるこの「いかだ」みたいな物。
↓
これは漁師さんが自分で作って、
「この上は○○さんとこの」とか決まっているらしい。
二つが対になっていてその間にいろいろ吊してあるらしい。
その吊してある物を取るために船でそこまで行くらしいんだけど
そこでお父さんが仕事してる間、子どもは遊んだりしてるんだって。
夏になったら船に乗ったり、釣りしたり、
超気持ちいいんだって。
そんな休日の過ごし方いいなって簡単に思うけど、
実際はすごい大変な仕事のその合間に得られる漁師さんの特権なんだろうな。
でも震災があって、船を無くした方がほとんどで
友達の実家の家もやっと12月から
ホタテや牡蠣が採れるようになったんだって。
12月ってたったの2ヶ月前くらい。
震災から1年8ヶ月の間がんばり続けて来たんだと思う。
海の近くの作業場も壊れて11月にやっと完成したそう。
家も柱だけそのまま使ってあとはリフォームしたそう。
家の前の道は地盤沈下して海から道の距離がありえないくらい近い。
これは車から撮ってるけど車の真横が海。
↓
そんな大変な思いをして育てたホタテと蠣をお父さんが食べさせてくれた。
お父さんがめちゃくちゃ冷たい海の中に手を突っ込んで取って来てくれた。
採れたての牡蠣とホタテを
海から50mくらいしか離れていない
11月に完成したばかりの作業場で
特注の鉄板で調理してくれた。
牡蠣
↓
ホタテ
↓
これでもまだちょっと小ぶりらしいけど
本当に本当に本当においしかったです!
牡蠣も全然臭みがなくてホタテのぷりぷり感もたまらんかった!
なんて贅沢。
そしてこれは茎ワカメ。
↓
これも海から採って来てくれた。
茎ワカメというと
コンビニで売ってるような物を思い浮かべる。
でも、本当はこんなに透き通っていて綺麗な食べ物。
さっと浅くショウガ漬けされている所がなんとも素敵。
あ〜、良い所。大島。
夏になったらまた行きたいな。
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