育児

【母乳事情】完母 or 完ミ or 混合? 生後2ヶ月の母目線

出産をして初めて知った言葉。

「完母」「完ミ」「混合」

「完母(かんぼ)」=完全母乳。母乳のみで育てること

「完ミ(かんみ)」=完全ミルク。ミルクのみで育てること

「混合(こんごう)」=母乳とミルクを合わせて育てること

これらの言葉、昔からは使われていない言葉なのか、親世代に言っても、「どういうこと?」となります。

私は「完母」「混合」は、出産前からYouTubeなどで聞いたことがありましたが、「完ミ」に関しては出産後、初めて知りました。

今日は、生後2ヶ月の母目線で、結局どれがいいの?という話をしていきたいと思います。

ちなみに私は今、ほとんど母乳の、たまにミルク、という「混合」です。

「完母」のメリット・デメリット

完母のメリット

  • 母乳は栄養が豊富
  • 母乳には免疫物質が含まれているので子どもが病気になりにくい
  • 母乳は消化が早いので、ほしがるだけ飲ませてもいい
  • ミルクより母乳のほうが赤ちゃんが太りにくい
  • 母親が痩せられる
  • ほ乳瓶を洗ったり消毒したりする手間がない
  • 温度調整する必要がない

母乳をあげるメリットとして、一番大きいのは、「ほ乳瓶の手入れがない」ということだと思います。2ヶ月の赤ちゃんと過ごしてみて、だいたいお腹が空くタイミングも分かってきたけど、それでも「あれー?1時間前に飲んだばっかなのに、またお腹空いたのかな?」という時もあります。そんな時、母乳だったら、ぱっと出してちょっと吸わせてみて、飲めば「あぁやっぱりお腹空いてたんだ。」となるし、飲まなければ「お腹空いているわけじゃないんだ。じゃぁ眠たいだけかな。」と、赤ちゃんの泣いている原因を消去法で消すことができます。

ミルクでも同じことはできるわけですが、ミルクの場合は、例えば100ml作ったのに50mlしか飲まないと捨てるのはもったいない気がしてしまうし、かといって最初に40mlしか作らなくて何度も追加で作るのも面倒なもの。ほ乳瓶を洗ったり、消毒したり。それだけで時間が過ぎてゆく。

完母のデメリット

  • 乳首が痛い!
  • 人前であげる時に気を遣う
  • 母本人がその場にいないとあげられない
  • 出過ぎると乳腺炎になることがある
  • ミルクをあげるより時間がかかる
  • 授乳を終えた時に胸がものすごく小さくなるらしい

一番のデメリットは、やっぱり、なんと言っても、乳首が痛いことだと思います。乳首が痛くなると出産前から聞いてはいたけど、そんな耐えられないほどではないだろうと思っていた私が甘かった。本当に痛いです。乳首が痛すぎて泣きそうになるほど。そして乳首が痛すぎて「今回はミルクにしよう」と授乳を断念したこともありました。

この痛みはいつまで続くの?と、1日に10回以上ある授乳の時間が苦痛で苦痛でしょうがありませんでした。実際は1ヶ月くらいまでがピーク、その後1ヶ月半くらいまではたまに痛くて、生後2ヶ月になるとほとんど痛みがなくなりました。生後2ヶ月くらいで、やっと、「あぁ母乳で育てて良かった。」となります。

でも、母乳量と赤ちゃんの飲む量のバランスが取れないと乳腺炎になります。私も最初の頃、「そんなにまだ出ないから。」と余裕こいて、赤ちゃんにミルクをあげて自分はのんびりしていたら、胸が痛くなって、熱を出しました。

その後、乳腺炎が怖くなり、まだ母乳がおっぱいに残っている感じがする時は赤ちゃんが飲んだ後に搾乳機で搾乳するようになりました。そうしたら今度は体が「赤ちゃんはもっと飲みたいんだ!」とたくさん母乳を生成するようになり、夜の授乳後に毎回搾乳しないと張ってカチカチになってしまうようなおっぱいになりました。

でもそれだと外出時などに搾乳するのは大変なので、張ってきたら搾乳機で少しだけ搾乳して、搾乳の量を少しずつ減らし、赤ちゃんが飲んだ量だけの母乳が生成されるように調整をしました。このバランスが取れてくると「母乳でよかった!」と思えると思います。

「完ミ」のメリット・デメリット

完ミのメリット

  • 母親以外の人があげることができる
  • ミルクは腹持ちが良いので長時間眠ってくれる
  • 飲んだ量が分かる
  • おっぱいのトラブルがない
  • 授乳を終えた時に胸が小さくならない
  • 食べるものに気をつかう必要がない

完ミのメリットはなんといっても、おっぱいトラブルがないことだと私は思います。母乳だと最初は乳首の痛みが辛い。そしてその後も常に自分の胸が張っていないか、乳腺炎にならないかを気を付けなければいけない。カフェインを取るのを控えたりもしないといけない。

完ミのメリットとして、「他の人に預けられる」というのがありますが、数時間、家で誰かに見てもらう分には、搾乳した母乳を置いていくこともできます。でも保育園に預ける場合には、搾乳した母乳を温め直してくれるか?など、園によっても対応が違うと思うので、保育園に預ける場合は、ミルクは必須かなと思います。

完ミのデメリット

  • ほ乳瓶を洗ったり消毒したりする必要がある
  • ミルクは太りやすい
  • ミルクは温度調整が大変
  • 簡単に吸えるので、そこまでお腹が空いてなくても飲み干してしまう
  • 外出時お湯を持っていくか、お湯を見つける必要がある

乳首の痛みがなくなってからは、母乳のほうが断然楽!と思うようになりました。特に旅行の時。常にお湯を持ち歩けるわけではないので、ぱっと出してぱっと飲ませることのできる母乳は本当にすばらしい!と感動するほどです。

それと、うちの子は、途中からなぜかめちゃくちゃグルメになり、温度が適温でないとミルクを飲んでくれないので、そこがとても困るところ。

結論

結局は「完母」と「完ミ」の良いところを取り入れられる「混合」が私は良いと思っています。でも、母乳は、人によって母乳量も違いますし、母乳が出ない方は完ミでも全然良いと思うし、完ミのほうが自分のライフスタイルに合っていると思う方はそれでも良いと思います。

結局は、「こうじゃなきゃいけない!」と決めつけることが疲れにつながると私は思っていて、「無理せず自分が楽なほうが子どもも幸せなはず」というスタンスで、私は最初から「混合」でいこうと決めてました。

まだ0ヶ月の頃、母乳が足りないことがあって、その時に母親とかに、「母乳足りないの〜頑張らないとね」と言われたり、乳首が痛いからとミルクをあげていると、「ミルクばっかりあげて・・」とか言われたりして、一人になった時に、「がんばれば出るものでもないし、できるだけはがんばっているし!」「乳首痛いし!」と思いながら泣いたりしたこともありました。

あとは、いろんな人に赤ちゃんを紹介すると、「おっぱい?ミルク?」とか、「おっぱいたくさん出る?」なんて聞いてくる人がすごく多いことにびっくりしました。それ、そんなに気になること?それ自由じゃない?と思いました。話題作りとして聞くことがないから聞くのかもしれないけど・・。

なので、私はよっぽど親しい人以外は、「おっぱい?ミルク?」というのは聞くのはやめようと思いました。

どちらでも赤ちゃんは育つし、母親がストレスがない育て方が一番良い!と、私は思います。

 

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カナダに留学。アメリカ、韓国、タイなどに住む機会があり、その時々で、いろんな方のブログやネットの情報に助けられてきました。 私も、自分の記事が少しでも誰かの役に立ったらいいなと思い、海外で調べたことや、行ったお店の紹介など、少しずつアップしていくことにしました♪