残酷な生け贄捧げ場から、一見、のどかな場所へやってきました。
パシュパティナート(Pashupatinath)入り口
↓
牛さんも草を食べ、なんと、のどかなこと。
↓
絵に見えるこちらは、なんと刺繍で立体的な布製品です。
↓
少し通路を歩いていくと、”Entrance Fee Rs. 1,000-“という看板。
↓
1000円ですよ。高っ!!!!!
どんだけ外国人からお金を巻き上げたいんだ。
くれるのは、この紙切れ。
↓
裏面に注意事項も書いてあります。
↓
こんな高くても外国人が訪れる場所。
なかなか他では見られないものがある
パシュパティナート。
さて、何をしているのでしょうか。
一見、のどかそうに見えるこの場所は、
実は全然のどかではないのです。
なんと、ここは火葬場。
左側に見えるオレンジにくるんであるものは、死体。
そして、右側は焼かれた後のもの。
こちら二箇所とも、焼かれた後。
↓
焼いた後には、水を流して、台を綺麗にする役目の人がいます。
↓
水は川から汲んで来ます。
↓
台をアップにすると、こんな感じ。
↓
何もなくなっている。
何もないことが、いいことなんですって。
「何かが残ったら、ちゃんと輪廻できない」という考え方らしい。
日本人は輪廻を信じているようだけど、
骨を家に持っている時点でちょっと違うらしい。
そして、周りの人たちは、とてもにこやか。
↓
全部綺麗に燃やせたら、いい気分なのかな。
それにしても、男ばっかだけど、
葬儀には男しか参列できないのだろうか。
そして、ネパールの人たちにとって、
人が死ぬって、どういう感覚なのだろうか。
そのすぐ近くでは、子どもたちが水遊びとかしているし。
そして、この焼き場の後ろのほうに見える白い建物は、
女性が子どもを授かるために拝みに来る所。
↓
ネパールは仏教が盛んで、輪廻を心底信じているから、
良い死に方をした人の近くで安産祈願をすると良い子どもが生まれるという、
そういう考え方があるっぽい。
ちなみに、ここは死を待つ人たちが暮らす、ホスピスのような場所もあるんだって。
それがどの建物かは、分からなかったけど、
だからこんなに人がたくさんいるのかな。
でも、みんな元気そうに見えるけど…。
何やってるんだろう。
火葬場の近くで、死を待ちながら暮らすって、
どんな気持ちなんだろう。
でも、輪廻できると信じ込んでいれば、
それも幸せなのだろうか。
例えば本当に輪廻がありえるとしたら、こういうことだよね。
自分が死ぬ時に、愛する人と分かれ、次にこの世に帰って来た時には自分は犬で、
でも自分が人間であった記憶は全く残っていなくて、愛する人も忘れていて、
今度は愛する犬ができて、そうしたら、その愛する犬が死んで、途方にくれて、
自分の愛する犬は輪廻して、猿となってこの世に帰って来たけど、
自分は犬だから、まさに犬猿の仲。お互いを憎み合っている。
修業をたくさんしたり、良い事を積み重ねたら、
次の代で良い暮らしができるという考えなんだろうけど、
犬や猿が人間になるためには何をしたらいいんだろうね。
それって幸せなのかなぁ、なんてことを考える。
私たちが行った時間だけで、4箇所くらい焼いていたけど、
1日にどれだけ焼くのだろうか。
めっちゃ、煙が出ています。
↓
あのオレンジのくるんでいたものは、
なぜ焼かずに川に置いてあるんだろう。
そのまま焼けばいいのに。
そして、人の上から、藁を置くんだね。
煙がすごい。
↓
そして、それを眺める白人さんたち。
↓
紫のカバン、おそろいですね。お二人さん。
ちょっとヒッピー風な人たち。
その前を牛さんが通ります。
↓
それを眺めるヒッピーたち。
↓
その後ろを走る牛さん。
↓
牛、走ると、迫力あって、なかなか怖いです。
バイクも倒れちゃいます。
↓
ミリタリーがいたり、
↓
変な白いおじさんもいます。
↓
この人たちは、「サドゥ」と呼ばれている人たちで、
サドゥとは、「行者」という意味らしく、ヒンドゥ教の修業とかをしていて、
ヒンドゥ教徒には尊敬されるべき人たちらしい。
そして、この体が白いのは、火葬後の灰を体につけているという話。
でも、火葬後、灰なんて、何もなくなっていたし、
どこからその灰は入手するのだろう。
体白くしているのも、明らかにお金欲しさのためのパフォーマンスでしょーー!
っていう感じがしました。
彼らの目的は写真を撮らせて、
その後に「Money!Money!」と、お金を要求すること。
でも、本物のサドゥは、お金を要求しないんだってさ。
上の写真の彼らは、もちろんお金を要求していましたが、
私は他の人としゃべっている所を横から隠し撮りしただけなので、
もちろんお金は払っていません。
みなさんも、もし行く機会があったら、
一緒に写真とか撮ったりして、お金を要求されたりすることがないように
要注意です!
そして、外に出ると、綿あめ売りの少年とおじさん。
↓
足長いっ!
そして、そのポーズ!
モデル気取りかっっ!!!!
ということで、本日は一見のどかそうだけど、実際はのどかではない、
ネパール最大のヒンドゥー教寺院【パシュパティナート】からお届けしました。
ABOUT ME