流産、今まで友達がなったり、聞いたことはあったけど、自分が流産してみて、想像してたよりも辛いんだとわかりました。
ということで、なんという言葉をかけてあげるのが流産の人にとって良いのだろうかと考えてみた。
今後の自分のためにもメモ。
流産後よく言われる言葉
「初期の頃の流産は元々弱い子だっていうから、それでよかったんだよ。」
私が今回直接言われたわけではないけれど、よく言う言葉。そしてネットにもよくある言葉。
自分が流産するまでは、「ふーん、そういうものなんだぁ。」くらいにしか思っていなかったけど、これは、流産発覚後に言われたら、結構きつい言葉です。「元々弱い子だったんだよ」まではいいにしても、「それでよかったんだよ」は、、。
やっぱり自分の子どもが、いくらまだ胎児であっても、死んだわけであって、どんな理由であれ、「これでよかった」とは言ってほしくない。
「元々弱かったんだよ」はなぐさめにはならない。弱くても、病気がちでも、それでも生まれてきてほしかったと思うもの。会いたかったと思うもの。
職場の友人に流産の時にかけるべき言葉
直接聞いたのでなければ、何も言わないことが一番愛を感じます。
もちろん、「流産したんだ」と言われたら、何かしらの言葉は返すべき。
でも、友達経由だったり、職場の人経由で聞いたりした場合、知っていても何も言わないことが気遣ってくれているなと一番思う。
最初は「大丈夫?」と聞かれるのも辛い。大丈夫じゃないのに大丈夫と言わなきゃいけないのも辛い。
職場とかで、「配慮が足りなかったね。ごめんね」と言われるのも辛い。
誰かが悲しそうな顔をしているのを見るのも辛い。
基本、流産の手術をしたら、3日間くらいは自宅安静なわけなので、3日後に職場復帰してきたりしたら、「大変だったね」と、それだけ言ってほしい。何も聞かないでほしい。話せる時になったら自分から話すから、って思う。
友達から流産の報告メールが来た場合
私もそうでしたが、いろんな人に妊娠していたことを伝えてしまってあると、そのいろんな人たちに流産したことも伝えなければならない。
直接はその場の空気が重たくなることも考えて、私はだいたいLINEやメールで伝えた。
時と場合、関係にも寄りますが、返信として不快な気持ちにならないのは、下記のような内容。
「連絡するのも辛かったよね。連絡ありがとう」というような主旨を伝える。
「ゆっくり休んでね」など伝える。
「なんて言ったらいいか分からないけど」と正直に伝える。
「心が痛いよ」「胸が痛みます」など、一緒に痛んでくれているということを伝える。
流産の報告がなかった場合
何ヶ月も経ってから流産の報告をされることは、よくあること。
そういう時、正直、昔の私なら、仲の良い友人から報告がなかったら、「あぁ、辛い時に私は頼りにされていなかったんだな」と思ってしまっていた。
でも、それは違った。
知らなくていい悲しみは、なるべく知らせたくない。それが流産した人の気持ち。
辛いのは自分だけで十分。みんなを悲しませる必要はない。
もちろん妊娠したことを伝えていた友人にはいつかは知らせる必要があるわけで、元気になったら伝える。でもそれが遅かったからと、責めないでほしい。元気になってから伝えたほうがお互いのために良いという判断だから。
流産をしてみると、あぁ安定期まで妊娠したことをみんなに知らせなければよかったと思ってしまう。
でも、喜びも悲しみも共にすることができる友がいるということは、とても感謝なこと。
多くの友人や家族や職場の方が、妊娠した時には一緒に喜んでくれて、流産が分かった時には一緒に泣いてくれた。祈ってくれた。
喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい。(ローマ書 12:15)
本当にその祈りによって、少しずつ回復していきました。
流産手術後5日目の夜から、なんだか心がふわっと、体もふわっと、軽くなるのを感じました。