あと一週間で1年8ヶ月やってきたお仕事も終わり。
ということで今日はスタッフとコーヒーを飲みながら
「最終ディブリーフィング」をしました。
私は復興支援団体で働いて来たわけですが、
私たちはいつもボランティアさんたちが来た時に
毎朝「ブリーフィング」をして、
一日の終わりに「ディブリーフィング」をしてました。
ブリーフィングとは
→軍事行動などで細かい指示を与えること
という意味で、
毎朝、今日の作業内容とか注意事項とか話してました。
ディブリーフィングとは
→<特定の任務を終わった人から>報告を受けること
という意味で、
その日の作業内容、感じたこと、ショックだったことなどを話してもらってました。
ブリーフィングはもちろん大切なんだけど
仮設住宅に行ったりして被災された方々のお話を聞いたりしたら
その後のディブリーフィングっていうのがとっても大事です。
もちろん個人情報などその方の秘密とかは守るけど
ある程度は他の人に「こういう話をしました」とか
「今日はこういう状況を見て辛かったです」とか話さないと、
逆に話を聞いている人の心が疲れ切ってしまうこともあります。
それは常時いるスタッフも同じことです。
誰かに自分の思っている事を話さないで
自分ひとりで受け止めようとするとそれが辛くなったりしてきます。
特にスタッフとして長期間で働いていた人たちは
離れる時にたっぷり時間を取ってディブリーフィングをすることを
会社側でも強く勧めてくれているので
今日はスタッフさんたちとおしゃれカフェでディブリーフィング。
おいしいケーキを食べながらしあわせな時間でした。
その中で働いている中で
・一番つらかったこと
・一番楽しかったこと
・最初来た時に期待していたこと
・期待と違ったこと
・この働きを通して何を見せられたか
などなど話し合いました。
そして最後になぜかリーダーが
「みんなでお互いの神様からのギフトを言い合ってみようか」
と言い出しました。
※神様からのギフトというのは
「神様は一人一人に他の人にはない特技や才能を与えてくださっている」
という考え方からそう呼ぶんだけど、
簡単にいうと「その人の長所」みたいな事。
で、いろいろ話していくうちに
結局短所も話すハメになりました。
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でね、一つ目の私の短所は
「自分が無理と思ったことは絶対に無理と思い込むところ」
って言われました。
そんなにそうだっけ?と思ったけど、
いろいろ思い出したら確かにそうでした。
私は、たぶんみんなで何かやることに関しては
「絶対に無理」と思うことが少なくて、
「どうにかなるっしょ」っていうことが多いんだけど、
周りの状況とかじゃなくて自分が何かやらないといけない事になると
「絶対に無理」って思ったら本気で断る癖があります。
例えば何かの会の司会とか、
行った事のないミーティングにいきなり参加するとか、
周りから見れば「やれば全然できそうなのに」ということでも
「いや、その会は無理」とか「そのミーティングは無理」とか
自分の中で「あの雰囲気の中では司会はできない」とか
決めつけたらもう絶対に無理みたいな所が結構あります。
「その会なら大丈夫」とか、変なこだわりがあるんだよね。
だから、それを直した方がいいという話でした。
「無理って言ったらそこからは何も生まれないけど
やってみたらそこから何か生まれるかもしれないじゃん」
って言われました。
理屈は分かるんだけどね。
がんばります。
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で、二つ目の私の短所は「超優柔不断」なところ。
と言われました。
いや〜。私は自分のお兄ちゃんの方が優柔不断だと思ってたけど
私もみんなから見たらかなり優柔不断だったらしいです。
優柔不断というか「決断力がない」という事を
みんな言いたかったみたいです。
でも、その前に私の長所で
「何でもできる」「仕事が早い」
っていうのを出してくれてたので
やさしいみんなは、
「何でもできるわりに決断力がないから
でしゃばらなくていいよね」
っていう、
良い方向にみんなが持って行ってくれました。
「ずむちゃんほど仕事ができちゃったら
普通はどんどん一人でやっちゃいそうなのに、
決断力がないから自分では決めずに
こういう選択肢がありますよっていうのを調べ上げて
リーダーに『さぁどれにしますか』って出してくれるから
リーダーにとっては最高だよね。スーパー秘書だよね。」
と言ってくれました。
そうなのか〜。
私、本当に最終結論が自分で出せないタイプで
今までの仕事とかでも
二通りいいかもって思う物とかがあったら
その二通りの物の長所と短所を徹底的に調べて
それを上の人に言って決めてもらうみたいな感じで、
調べるのは好きだけど決断は下したくないみたいな子なんだ
っていうのを改めて気づきました。
でもそれって結局は自分で決断したら自分のせいになるからという
「逃げ」なんだと思うけど。
それだから進路がすぐ決められなかったり、
成り行きにまかせたり、
私の人生、逃げまくり人生じゃん! って思わされました。
みんなは
「秘書みたいなNo.2のポジションにいる時はそれでいいと思う」
って言ってくれたけど、
時には自分できちんと決断しないといけない時もあるよね。
そうじゃないと人のせいにしちゃうこともあるだろうし。
必要な時には逃げないようにがんばろう。
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あとは「やさしさと気遣いがさりげない」と
ほめていただきました。
そうなのかな?
人をほめるのは超不得意だけど
言葉に出さないやさしさとか気遣いは得意なのかも。
でもそのやさしさとか気遣いが気づかれないことが
よくあるっていうね。
でも気づかれるためにやっているわけじゃないから
気づかれなくてもしょうがない。
たまには切ないこともありますが、
神様がすべて見ていてくれるという
超ポジティブな考えの持ち主なので
そんなにへこむことはありません◎
でもちゃんと分かりづらいやさしさじゃなくて
ちゃんとしたやさしさも持てる人になりたいです。
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と、まぁ、そんなこんなで、
こんな風にお互いの長所と短所言ったり
辛かったこと全部言ったりする時間って
なかなか大人になると取れないから
とっても有意義な時間で自分発見の時間にもなりました。
そして良い仲間に恵まれてしあわせだ〜☆